彼の名はモハメルだという。

そして、まあここへ座ってよとジェスチャーでケンに腰をおろすように促してきた。

座り込んだら面倒くさそうだと思い、しばらく立ったまま話を聞いていたのだが 、彼は東京の家賃の相場をやたらと知りたがっていたので、とりあえず2000〜4000 リンギット位(7〜14万円)だよと教えてあげた。

すると「おー、高い!」といった感じで驚いていた。

そして、実は今度マイシスターが日本のワシダユニバーシティに行くんだという 。

「ワシダユニバーシティ、知ってるか?」 と聞かれたが、ケンは知らないと言った。

(あとでワセダのことだとわかった・笑)

この話の最中に彼はしきりに電話をかけて、誰かを呼び出している様子だった。

今電話している人、私のワイフで日本語少しわかるから、ちょっと話をしてほしいと言う。

ケンは電話にでてみた。 とても明るい感じの女性の声がした。

モハメルよりは日本語が上手だが、それでもあまり上手いとはいえない。

話の内容は忘れてしまったが、適当に相手をして電話をモハメルに返した。

そしてケンは、悪いけどそろそろ退散しようと思い、不意に立ち上がって歩き出し、辺りの写真を撮り始めた。

それでもモハメルがあまり一所懸命に話しかけてくるので、まくにまけず仕方なく相手をしていると1人の女性が現れた。

モハメルの奥さんのようだ。

年は40歳前後。

そして、とてもいい笑顔で片言の日本語と英語でいろいろ話しかけてきた。

彼女もケンに東京のアパートの値段を聞いてきた。

そしてモハメルと同じように「高いね〜」というリアクション。

とりあえず2人の話を聞いてみると、今度娘?が日本のワセダ大学に行くことになった。

それで日本からレターが届いているのだが、私達は日本語が読めない。

それでケンにその日本語のレターを英語に翻訳してほしい。

ということのようだった。 それで今から私達の家へ来てくれないかという。


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